しかけ絵本の魅力ってなんでしょう。
ページをめくるたび次はどうなるのかな?とワクワクしますね。
想像することは赤ちゃんの好奇心を伸ばし、脳の刺激をうながします。
しかけ絵本といっても、種類はたくさんあります。
立体的に飛び出すもの、穴があいているもの、切り込んであるもの、開くもの、動かすもの…。
それぞれ平面の世界に奥行きがでてきて、違った絵本の魅力を引き出します。
今回はその中で、0~3歳が楽しめる穴あきしかけ絵本を集めました。
ただ穴があいているだけなのに、ページをめくると見え方が変わります。
穴からのぞくワクワク感を、お子さんと一緒に楽しんでください。
おすすめ 穴あきしかけ絵本8冊
のりもの つみき
作:よねづ ゆうすけ
出てくるのは、赤・青・黄・緑の4色、四角・丸・三角の3つの形の積み木。
それが「つみきでのりものなにつくる?」とページをめくると、車やロケットに。
アーティスティックな穴あきしかけ絵本。
実際に積み木が絵本の中にあるような、ほんものの質感が感じられます。
ページから現れるのは、穴あきをいかした様々な乗り物たち。
「のりものつみき つみきでのりもの なにつくる」とフレーズもよく、ページをめくる声も弾みます。
単純な色使いながらセンスのある絵本です。
子どもと一緒に、次はなにか考えてみて下さい。
ごぶごぶ ごぼごぼ
作:駒形 克己
「ぷーん」「ぷく」「ぷくぷく ぷくん」「どーん」
赤やオレンジ、水色、黄色…鮮やかな丸が形をかえて次々に登場します。
胎内をイメージして作られた絵本です。
ページのどこかにまるい穴があいています。
単に穴があいているだけなのになぜか気になります。
不思議な音としかけ穴を味わいながら読んでみてください。
はらぺこあおむし
作:エリック・カール
訳:もりひさし
「おやはっぱのうえにちいさなたまご おつきさまはそらからみていいました」
たまごからかえったあおむしはおなかがぺこぺこ、さっそく食べるものを探し始めます。
あおむしは月曜日にリンゴを1つ、火曜日にナシを2つと、どんどん食べていきます。
月曜日のリンゴ、火曜日のナシ…とあおむしが食べたあとにまるい穴があいています。
数のわかる穴あき絵本です。
エリック・カール氏の美的感覚が冴える鮮やかな配色の絵本は、まだおはなしできない赤ちゃんでも、見ているだけで楽しめます。
どうぶついろいろかくれんぼ(これなあに?かたぬきえほん)
作:いしかわ こうじ
「きいろ」「どうぶつの おうさまだよ。だれかな?」
穴のあいたページをめくると、ライオンが登場!
シンプルな形のしかけ絵本です。
赤ちゃんが、色や動物を覚えるのにもぴったりです。
穴のかたちや色がヒントになっていますので、「つぎはなにかな?」と問いかけながら、親子で楽しんでみてください。
「これなあに?かたぬきえほん」シリーズは累計250万部突破の大人気絵本です。
2022年7月には第15作目が発売されます。
↓14作目
あなあきしかけえほん かわいいてんとうむし
作:メラニー・ガース
絵:ローラ・ハリスカ・ベイス
訳:きたむら まさお
10ぴきのてんとうむし、ちょうちょがやってきて1ぴき消えた…。
いろいろな昆虫や動物に出会って、1匹ずつきえていきます。
数字のお勉強ができる、目で楽しい、触って楽しい穴あきしかけ絵本です。
てんとうむしは模型になっています。
立体的な10匹のてんとうむしが、穴あきで出たり、隠れたり。
思わず触りたくなってしまいます。
淡くかわいらしい絵と物語とともに、しかけをお楽しみください。
ばあ
作:ザ・キャビンカンパニー
ぐるぐる、ばあ!
しましま、ばあ!
丸や三角や四角、いろんな形の穴あきページをめくると、ポップでピエロのような顔がばあ!
にっこり笑っているような顔、驚いているような顔、穴あきの形からいろんな表情が現れます。
原色が目をひく、赤ちゃんが喜ぶ色使いです。
赤ちゃんが大好きないないいないばあ!の穴あきしかけ絵本です。
ころころまるちゃん みつけた
作:LAZOO
まんまるまるちゃんが、ころんと隠れてまっている。
どこどこ?まるちゃん。あ、みつけた!
ふんわりやさしい絵とストーリーです。
穴あきからまるちゃんが顔を出しています。
雨に隠れていたり、雪だるまのお鼻に隠れていたり。
まるちゃんがどこに隠れているのか、子どもたちに語りかけながらゆっくり探してみて下さい。
ころころまるちゃんはシリーズになっています。
かく かく しかく
作: よねづ ゆうすけ
かくかくしかく なーんだ?
長しかくがひとつ、ページをめくるとドアに。
長しかくがふたつ、ページをめくるとろうそくに。
四角い形が、コップや本、ドアやえんぴつに大変身。
いろんな形を理解できる穴あきしかけ絵本。
赤ちゃんに分かりやすいシンプルな絵です。
身の回りのモノの図形を理解するのにも役立ちそうです。
丸と三角の絵本もシリーズで出版されています。
まとめ
いろいろなしかけ絵本がどんどん出版されていますね。
その中でも、穴あき絵本は赤ちゃん期から親しめるものが多いです。
穴あき絵本は工夫次第で楽しみ方が広がるのでおすすめです。
我が家では、穴あきに指を入れることもあれば、ハンカチを通して遊ぶこともあります。
また、穴あき絵本はボードブックで制作させることが多いので、乱暴にあつかっても安心です。
今回紹介したうち、「ばあ」作:ザ・キャビンカンパニー 以外はボードブック版が発売されています。
赤ちゃんのうちはカミカミしてしまうこともしばしば…ですが大丈夫!
しかけ絵本を使って楽しい読み聞かせの時間にしてくださいね。
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