「あぶない!」
道路や駐車場でヒヤっとする場面を経験している親御さんも多いのでは。
子どもは何かに気を取られると、急に走り出したりしてしまいます。
1歳半を過ぎるとだんだん自我が芽生え、手をつなぐのも嫌がったり困ってしまいます。
「危ないからそっちはダメだよ」と声をかけても、何が危ないことなのか言葉ではうまく理解ができなかったり…。
そんなとき絵本で情報を伝えることで、子どもにも伝わりやすくなります。
この記事では、交通ルールを学べる絵本5冊をご紹介します。
交通ルールをしっかり教えて、子どもたちを危険から守りたいですね。
交通ルールを学べる絵本6冊
おさんぽのおやくそくだもの
作: きだに やすのり
絵: わたなべ あや
かわいらしいくだものたちが、この絵本の主人公。
お散歩中の危険を「こうすればいいよ」とわかりやすく教えてくれます。
シンプルで分かりやすい絵と文なので、小さい子でも理解がしやすいです。
お散歩前に読んでからお出かけすると、子どもたちも安全意識が芽生えそうです。
しんごうきピコリ
作・絵:ザ・キャビンカンパニー
信号が青になったら「すすめ」。
黄色になったら「とまれ」。
赤になったら「ぜったいとまれ」。
じゃあ、ピンクは?オレンジは…?
信号には赤・青・黄だけではなくピンクやオレンジ、紫、いろんな色が登場します。
信号の基本はおさえつつも、突拍子もない色も織り交ぜてユーモラスたっぷり。
この絵本を読めば、子どもが信号に興味をもつように。
信号のルールを覚えて、安全意識を高めていきたいですね。
きょうりゅうたちの おーっとあぶない
文:ジェイン・ヨーレン
絵:マーク・ティーグ
訳:なかがわちひろ
やんちゃな恐竜がお家やお外で危ないことをすると、「おーっと、あぶない!」と危険を知らせてくれます。
そして「知らない人についていってはいけない」「お父さんの見えるところで遊ぶ」など、こうすればいいよねという対処法も描かれています。
子どもたちの身近な行動から、いろんな例が出てくるので参考になるものばかり。
読みやすく、親子で安全ルールがしっかり学べます。
恐竜好きの子にもおすすめします。
たろうのおでかけ
作:村上村山 桂子
絵:堀内 誠一
たろうくんがお友達の誕生日に、プレゼントをもって仲間の動物たちとお出かけします。
道中、「歩くときはふざけない」「走らってはダメ」「信号見てね」「横断歩道渡ってね」など、おじさんたちに注意されながら進みます。
たろうくんの表情からは、小さな冒険にのぞむワクワクとドキドキが伝わってきます。
同じように子どもたちもたろうくんの冒険を見守りながら、交通ルールを学びます。
お出かけは楽しいけれど、交通ルールはとっても大切。
たろうくんの冒険を通して守っていきたいですね。
こうつうあんぜん どうするの?
絵:せべまさゆき
著:WILLこども知育研究所 , 国崎 信江 (監修)
「こうつうルールをしっている?」「しんごうきはどうみるの?」問いかけながら学べるのがこちらの絵本です。
分かりやすく図解になっていて、ストーリー絵本に慣れたお子さんにも親しみやすいと思います。
ワーク本に興味が出てきたお子さんにおすすめしたい1冊です。
こちらはの絵本は防災・防犯をテーマにしたシリーズとなっています。
他の絵本もとってもおすすめですよ。
妖怪交通安全
作:広瀬 克也
ちょっぴりこわい妖怪たちが、ユーモラスな安全標語を教えてくれます。
道路での飛び出しの場面では、「きゅうなとびだし いったいだいじゃ」。
横断歩道で渡るときには、「しっかりと ひとつ目 ふたつ目 みつ目でみつめて」。
なんとも珍妙です。
妖怪たちが人間界の交通ルールを守っている姿を見ると、子どもたちも「守らなければ」と思いそうです。
他ではなかなか見ない切り口で、交通ルールを楽しめます。
読み聞かせのポイント
交通ルールを理解させるには、粘り強く伝えていく必要があります。
絵本のなかで得た知識を、おでかけや散歩のときに確認していくといいですね。
「赤信号はどうするのかな~」などクイズ形式で楽しみながら交通ルールを楽しく学んでください。
子どもたちの危険リスクを下げたいですね。
まとめ
2、3歳といえば親の言うことを素直に聞いてくれない、といった苦労も多いです。
しかし活動範囲が広がっていくこの時期には、しっかりお外の危険を教える必要があります。
「あぶない!」「そっちはだめ!」「じっとしてて」声を荒げても、ふざけてなかなか伝わらない…。
その点、絵本の場合は自然と受け入れてくれたので助かりました。
どの絵本もユーモラスで子どものお気に入りです。
何度も読み聞かせ、実際のおでかけで絵本とリンクさせてあげることで危険行動がずいぶん減りました。
ぜひご家庭でも交通ルールが学べる絵本を取り入れてみて下さいね。
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