指しゃぶりは乳幼児期にはよくあるクセの一つです。歯並びに影響してしまうので、お母さんにとっては悩みの種ですよね。
私も息子の指しゃぶりが気になっていたものの、自然に卒業できればいいなと思っていました。しかし、3歳の歯科検診で指摘されました。
お子さん前歯が出ていますね
え!指しゃぶりが原因でしょうか?赤ちゃんの時からずっと続いています。
そうですね。指しゃぶりをしていると、あごの形成に大きな影響を与えます。
もう3歳でしたら、やめさせる方がいいです。
睡眠時にどうしてもしゃぶってしまって…今すぐやめさせた方がいいですか?
早い方がいいですが、4歳までぐらいなら大丈夫だと一般的には言われています。お子さんに負担にならない程度で、指しゃぶりが治まるといいですね。
根気よく言い聞かせてみて下さい。
わかりました。努力します。
息子は指しゃぶりが心の安定剤になっていて、夜寝るときはもちろん日中もさみしくなったり眠くなったりした時は必ず指を吸っていました。
そこで色々調べてしてみたところ、『ゆびたこ』という絵本にたどり着きました。
指しゃぶりがやめられると評判の絵本のようです。
さっそく話題の絵本を読み聞かせてみたところ、たった1回の読み聞かせで見事に激減しました!
『ゆびたこ』ってどんな絵本?子供が怖がる?
あらすじ
こちらの絵本は関西弁で書かれています。
主人公はもうすぐ一年生になる女の子で、指しゃぶりがなかなかやめれません。
「もう、ゆびしゃぶり やめる!」と宣言したものの、やっぱり眠くなると無意識に口に指が…
恥ずかしい指にできたたこ、消えてしまえとぐりぐり触っていると「イタッ!」と声がして!?え、指から声がした!?
女の子はその日からゆびたこにふりまわされる、というようなお話です。
子供の反応
さっそく就寝前に息子に読み聞かせました。
最初は普通に隣で見ていたものの、目と口がついたゆびたこが見開きで現れた瞬間、
ダダダーっと部屋の隅っこに逃げてしまいました。
「いや、そのほんおしまい!!!」大変怖がって、それ以上見るのを嫌がりました。
そして自分の指を心配そうに眺めてます。
すかさず「今日はお手てギュっとしてねよっか」と言うと、「うん」と素直ににぎってくれました!!
そして、毎日指しゃぶりをしないと寝れなかった息子が、まったくせずに寝付きました。
その日から息子の指しゃぶりは劇的に減りました。眠りが浅くなった時に指しゃぶりが出ることはありますが、寝付く時と日中はまったくしていません。
その後も効果が薄れないように定期的に読み聞かせしています。
あれから息子は「ゆびたこちっちゃくなった?」とよく聞いてきます。『ゆびたこ』は相当、衝撃的だったようです。
何歳から?
ポプラ社の公式ホームページでは3歳、4歳、5歳が主な対象となっています。口コミでは2歳半のお子さんにも効果があったとの声もありますので、対象年齢はもう少し広そうです。
ある程度言葉が理解できる年齢だと効果が高いと思います。
絵本以外の指しゃぶりの対策
指に絆創膏を貼る
指しゃぶりをしようとしても、絆創膏が邪魔になってできません。
いつもの指の感覚と違うので、諦めてしまうようです。
好きなキャラクターの絆創膏だと、防止の効果が高そうですね。
「大好きなアンパンマン濡れないようにしようね」なんて声掛けしてあげると子供も気合が入りそうです。
キャラクター絆創膏は普段にも使えますし、おすすめですね。
手を握る
子供が指しゃぶりを始める前に、そっと手をにぎる。
パパママがやさしく握る事で安心できていいですね。
ただ、無理やり握る、指を口からひっこぬくなどしてしまうと、余計なストレスを与えてしまう可能性もあります。
息子の場合はすぐに手を振りほどこうとし、手を離さないと癇癪を起したので早々に断念しました。
代替品を用意する
寝るときに指しゃぶりをする場合は、代わりにぬいぐるみや毛布を握らせると治る場合もあるようです。
お気に入りのグッズがあると、安心して寝てくれそうですね。
まだお子さんが小さいようなら、指しゃぶりに強いこだわりを持つ前にぬいぐるみなど用意してあげるのもよいかと思います。
寝かしつけも楽になれば一石二鳥ですね。
ただし、ぬいぐるみをベッドに置く場合は、それを足掛かりにして柵によじ登らないように十分注意してください。
言い聞かせる
ひたすら保護者が言い聞かせる方法です。
指しゃぶりをするたびに、やめようね、とやさしく声掛けしてあげると自然と卒業することもあるようです。
「〇歳になったらやめようね」という言い聞かせで、本人にも覚悟させることも大切だと思います。
時間はかかるかもしれませんが、子供にとってはストレスなく自然にやめられる方法です。
指しゃぶり防止のマニキュアを塗る
この方法は、指しゃぶり抑止の即効性が高いです。口コミでも、一度で卒業できたという声が多数あります。
指しゃぶりをする指の爪に苦いマニキュアを塗ることで、口に入れると苦味が口の中に広がります。
子供が口に入れるのを嫌がるようになります。
味覚が発達してきて、苦味を感じることができる3~4歳ごろから使用することができます。
子供の口に入るものが心配…とお考えの方もおられますよね。
オーガニックの成分にこだわったマニキュアも出ていますし、パパママに抵抗がないようでしたら試してみてもいいかと思います。
まとめ、我が子にはどれが合うのかいろいろ試すのがおすすめ
ネットで検索すると、指しゃぶりは愛情不足が原因、なんてワードも出てくるし心配になりますよね。
私は本人の精神安定の為に必要なら、無理やり治さず自然に卒業するのを待つつもりでした。
けれど、歯並びを指摘されしまい、そうはいかなくなりました。
とにかく早く治した方が本人の為になると思い、必死に調べたうえで絵本を読み聞かせしました。
息子はたまたま絵本が効果的でした。
お子さんによっては他の方法が合う場合もありますので、少しずつ、いろいろ試してみてはいかがでしょうか。
こちらの記事が少しでも解決の糸口になればと思います。
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