「0歳の読み聞かせってどうすればいいの?」
「赤ちゃんの絵本は擬態語ばかりで読み方が分からない…」
赤ちゃんに読み聞かせを始めたものの、こんな読み方でいいのかしら?
と疑問に思うことはありませんか。
特に月齢が低いうちは赤ちゃんの反応も乏しく、読み聞かせしていて不安になりますよね。
0歳の絵本というと、「じゃーじゃー」「ぽぽぽ」「ぷー」擬音語や擬態語を使ったものも多いです。
どう読めばいいのか、ますます悩んでしまいますね。
実は0歳児に、とっても効果的な絵本の読み方があるんです!
それはマザリーズといいます。
マザリーズを取り入れた読み聞かせをすることによって、より赤ちゃんの発達を促します。
この記事ではマザリーズの読み聞かせについてと、0歳児が好む絵本をご紹介します。
0歳児の読み聞かせにはマザリーズ(母親語)がおすすめ!
マザリーズ(母親語)とは
マザリーズ(母親語)はご存じですか。
「〇〇ちゃん、かわいいね~」
「ごきげんね~」
赤ちゃんをあやすときに、自然と声が高くなることはありますよね。
この独特の口調をマザリーズと言います。
高めの声で、ゆっくり、抑揚たっぷりとしたしゃべり方。
ついつい赤ちゃんを前にすると話し方が変わる傾向は、言語や文化に関係なく見られるそうです!
そして、世界中で大人たちが自然に使っているマザリーズは、赤ちゃんの成長を促すと言われています!
赤ちゃんは妊娠5ヶ月ころに聴覚器官がほぼ完成し、胎内にいる頃からお母さんの声を聞いています。
誕生後はお母さんの声を好んで聞き分けます。
そのとき助けてくれるのがマザリーズです。
大人同士でしゃべる声と、自分に語りかける声とを生後1ヶ月ですでに聞き分けているそうです。
すごいですね。
語りかけるときは、積極的にマザリーズを使うことで赤ちゃんの注意をひくことができます。
0歳からの絵本にはマザリーズを取り入れる
まだ月齢の小さいうちは赤ちゃんの反応が乏しいですよね。
どうやってしゃべりかけていいのか分からない。
そんな時期に絵本は、最もふさわしい親子のコミュニケーションツールです。
0歳向けの絵本は、短い言葉であったり、繰り返しが使われていたり、赤ちゃんが好む言葉が使われています。
さらに読み聞かせにマザリーズを使うことで、赤ちゃんの興味をぐっとひきつけます。
赤ちゃんの絵本は普通に読むと1分とかからず読み終わってしまいます。
それを、1ページ1ページたっぷりと時間をかけて見せてあげてください。
赤ちゃんがじっくり絵本をながめる時間をつくることが必要です。
そうすることで、絵本の読み聞かせがとても楽しいものになります。
高い声、ゆっくりとした口調、抑揚のあるしゃべり方これらを意識しつつ、見開きをじっくり見せる。
このような絵本の読み聞かせが、赤ちゃんの成長への刺激になります。
0歳児はオノマトペが大好き
赤ちゃんは「わんわん」「びりびり」「ピーポーピーポ」など、擬音語・擬態語・擬声語を好みます。
特に「ぱぴぷぺぽ」の唇がふるえる「口唇音」が大好きです。
赤ちゃんの絵本にはそんなオノマトペがたくさんです。
物語のない絵本は、言葉のリズムを楽しむように読み聞かせるとよいです。
マザリーズを意識しながら、読む速さを変えたり、韻をふんでリズミカルに抑揚をつけたり、お母さんも楽しそうにしてみて下さい。
赤ちゃんにも楽しいことが伝わります。
赤ちゃんが楽しそうに反応したフレーズは何度も繰り返すのもおすすめです。
0歳児の絵本の選び方
はっきりとした色使い
月齢の小さい赤ちゃんは中間色や淡い色は読み取りづらいです。
赤・青・緑などはっきりした色が使われた絵本をおすすめします。
絵がシンプルなもの
まだ視力がはっきりしないうちは、ひとつの絵が大きくかかれたものがよいです。
背景は無色か単調なもので、ひとつひとつの絵をじっくり味わえるものを選んでください。
語感のよいもの
オノマトペや、繰り返し言葉をつかった語感のよいものがおすすめです。
読んでいる方が心地よく感じる絵本は、聞いている赤ちゃんもきっと楽しく感じています。
楽しい絵本の読み聞かせにしてください。
0歳児におすすめの絵本
ごぶごぶごぼごぼ
「ぷーん」「ぷく」「ぷくぷく ぷくん」「どーん」
丸が形をかえて次々に登場します。
胎内をイメージして作られた絵本です。
赤ちゃんの喜びそうな言葉(音)が出てきます。
不思議な音を味わうようにゆっくりと読んだり、音によって強弱をつけたり、リズムを楽しみながら読みましょう。
単調ですがリズムがあり、読み聞かせしやすい本です。
じゃあじゃあびりびり
「じどうしゃ ぶーぶーぶーぶー」「いぬわんわんわんわん」
見開きごとに1つ、身近なものが描かれています。
身近にあるオノマトペを楽しむ絵本です。
指をさしながら、繰り返し読んでみて下さい。
赤ちゃんが身近なものを覚えるのにぴったりの絵本です。
いないいないばあ
ねこが顔を隠して「にゃあにゃがほらほらいないいない…」。
次のページをめくると「ばぁ」っと笑顔をだします。
くまやキツネやいろんな動物が「ばぁ」と続きます。
赤ちゃんも一緒に遊びを楽しめる絵本です。
文章のリズムがいいので、読んでいて楽しくなります。
ページをじらしながらめくると効果的です。
こちらもマザリーズでゆったりと読んであげたい絵本です。
親子のコミュニケーションにぴったりです。
まとめ
- 高い声
- ゆっくりとした口調
- 抑揚のあるしゃべり方
絵本を読み聞かせするときは、3点を是非意識してみて下さい。
マザリーズで絵本を読み聞かせすると、赤ちゃんの反応が違います。
私自身、子どもが生まれて読み聞かせをはじめたとき「こんな感じでいいのかな…?」と心配になりました。
寝転がってる赤ちゃんに語りかけても反応がないので、読み聞かせる意味はあるのかと空しくなってしまったり。
効果的な読み聞かせ方法はないか…
色々な育児書を読む中で知ったのがマザリーズでした。
意識して読み聞かせにも取り入れるようになりました。
そして少しずつ反応がでてきました。
やはり反応があると、読み聞かせしている方も嬉しいものです。
普通に読むのと、マザリーズを意識して読むのでは子どもの反応が違いました。
親が楽しそうに読んでいると子どもにも伝わります。
そして絵本が好きになってきます。
「あーあー」「ぶぶう」喃語がでてくるようになると、絵本を一緒に読みだします。
絵本を通して楽しい親子コミュニケーションの時間を作ってくださいね!
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