おもちゃを出したら出しっぱなし。
部屋がおもちゃだらけで足の踏み場がない。
どのご家庭でも、子どものお片付け問題は悩みの種では。
今回は、子どもにお片付けを学ばせたいときにぴったりの絵本をご紹介します。
絵本を通して、子どもたちにお片付けの大切さを理解してもらいましょう。
お片付けがテーマの絵本5選
おかたづけバストリオ
作:新井 洋行
赤・青・黄、3台のバス。
「ボールさん のりますか?」「のりまーす」、「シャツさん のりますか?」「のりまーす」、「プリンさん のりますか?」「のりませーん」
おかたづけバスにはなにやらルールがあるようで…?
最後はスッキリの展開です。
おもちゃはおもちゃ箱、脱いだ服は洗濯物、食べ物は冷蔵庫、お片付けの基本ルールが学べます。
やさしく教えてくれるお片付け絵本です。
小さいうちから読んで、自然とルールを身につけさせたいですね。
かたづけやさい
作:わたなべ あや
「かたずけやさーい」
の号令ではじまる、おやさいたちのお片付け。
おやさいたちが、楽しくリズミカルにお片付けする様子が描かれています。
イヤだった片付けが、これを読むと段々楽しくなってくるからあら不思議。
素朴な絵柄のおやさいさんと、テンポよく進むお話が魅力の絵本です。
2歳ぐらいから楽しめます。
ぱなしくん
作:柴田 ケイコ
かたづけが苦手な男の子、ぱなしくん。
ぱなしくんはいつもちらかしっぱなし。
そんなある日、緑のべたべた妖怪が現れて「ガブッ」。
ぱなしくんの机を食べちゃった!?
だらしないけどどこか憎めないぱなしくん、妖怪がどんどん現れて大ピンチ。
ちょっぴり怖い妖怪は出てきますが、ユーモアにあふれたお話で楽しく読めます。
子どもたちもお片付けを率先してするように!
3歳からおすすめします。
だめだめママだめ!
作:天野慶 (著)
絵:はまのゆか
とある日の朝、家じゅうに大きな物音が響き渡るところから始まります。
なんとママが好き勝手に暴走!
食べ散らかし、洋服はだしっぱなし、靴はちぐはぐ…。
「ママだめだよ!」
これじゃあいつもと逆だよ、困った!
いつもは叱られる子どもと、叱る方のママの立場が逆転してしまうお話です。
子どもに叱られても、ママはどこ吹く風で好き勝手に動き回ります。
お片付けメインのお話ではありませんが、この絵本を読むと「しっかりしなくては」と子ども自身が気付くきっかけになりそうです。
普段叱ってくるママの気持ちに少しは理解してくれるかな…?と希望も込めて。
3歳から。
それならいいいえありますよ
ちらかしほうだいの家に住む「ぎんた」は大のなまけるの。
なにやら不思議な商いをしている猫の「ちゃまる」に「かたづいてきれいないえ」をリクエストすることに。
すっかり安心した「ぎんた」はさらに片付けをさぼるようになり、家はどんどん汚くなります。
しかしこの後、大きなしっぺ返しをくらうことになります。
色んなキャラクターが登場します。絵に見ごたえがあって、ちょっと不可思議な懐かしい世界観を楽しめます。
片付けの必要性をといた教訓めいたお話です。
普段ちらかし放題の子どもたちも大慌てでお片付けを始めるかも。
3歳から。
おわりに
なかなかお片付けしない3歳の我が息子。
「お片付けしなさい」ではなく、「一緒にお片付けしよう」と言うように心がけています。
我慢強く繰り返すことで、少し身についてきたかなと思う最近です。
今回ご紹介した絵本を読むと、数日は率先して片付けるようになるので効果は感じます。
油断するとまた忘れがちになりますので、習慣が身につくまでは繰り返し読み聞かせることが大切ですね。
お片付けが少しずつできるようになるといいですね。
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