子供が算数好きになると嬉しいな~
小さいうちから自然に数に親しむことで、算数を好きになってくれると嬉しいですよね。
幼児期の間に楽しく学ぶことで、無理なく概念を理解することができます。
そして土台がしっかりすれば、子供はどんどん吸収して伸びていきます。
幼児期に読み聞かせて欲しい、とっても素敵な本『たすひくねこ』をご紹介します。
3歳の息子はドはまりしました!
『たすひくねこ』/作:にわ 監修:大迫ちあき
こちらは算数が苦手だった作者と編集者がつくった絵本です。
あらすじ
とあるお家で5匹のねこたちが、何やら怪しい紙を見つけたところから物語は始まります。
「このかみは なんだにゃー?」そこに1匹ねこがやってきて、お宝を示した地図であることが分かります。
そしてどんどんねこが増えていき、総勢10匹のねこでお宝さがしの冒険に出ました。
ねこたちは勢いよく障子を破って、飛び出していきます。
「おたからどこだ どんどん すすめ」
しかし冒険にアクシデントはつきもので、ねこたちはどんどん脱落していってしまい…
ねこたちは無事10匹でお宝にたどり着けるのか…!?
かわいいねこたちが「たし算」「ひき算」を教えてくれる
物語が進む間、ねこが増えたり減ったりしていきます。最初5匹だったねこが10匹になり、冒険の中盤にはとうとう1匹にまで減ってしまいます。
「あれ?いつのまにか おれだけに なってるにゃー!!!」と最後に残ったねこが叫びます。
ねこが増えたり減ったりすると、「5+2=7」や「10-1=9」と数式でたし算、ひき算のイメージを示してくれます。
物語と算数が自然に繋がっているので、勉強している感がないのが魅力だと思います。
自然と算数的思考が養われます。
全40ページですが、見開きのページを使ってゆったり物語は進みます。
読めば読むほど味が出る
さらにこちらの本は足し算引き算を教えてくれるだけではなく、物語もしっかりしています。
10匹のねこにはそれぞれ名前やキャラクター設定もあります。
たとえ算数に興味が出なくても、物語単体でも十分楽しめるようになっています。
何度も読んでいくと、細かいネタにも気づかれると思います。
せっかくですので、実際読んで見つけていただければと思います。
いちばん小さいねこちゃん「てんむす」がかわいい~
子供の反応は
2021年5月に発売された本ですが、Amazonなどでもすでに高評価がついています。
子供も楽しんで読んでいます、という書き込み多数です。
我が家では息子がドはまりしており、今日まで100回以上は確実に読み聞かせております。
たし算、ひき算を声に出したり、ねこの数を数えたり。
この本を読み聞かせてからずいぶん数字に興味がでてきました。
部屋から人が減ったら「3-1=2」なんて発言も出るように!!
普段の生活のなかに算数がある、ということが理解できたるようです。
大人目線の感想は愛くるしくて面白い!!
そして、大人目線でも楽しめます。
終始ほんわかした絵柄と語り口調で、読んでいてなごみます。
ねこたちが本当にかわいい!
冒険の場面は、お花畑やお菓子の国や洞窟や・・・どれも夢がいっぱいです。
ねこたちは間抜けな理由(失礼)でどんどん脱落していくのですが、そこもまた愛おしい。
とってもファンタジーな世界感と愛くるしいねこたちに、大人もきっとハマります!
何歳からがおすすめ?2,3歳~小学一年生
幼児期の算数の導入にぴったりの絵本です。
読み聞かせなら2,3歳からでも楽しめます。
年長さんや小学低学年なら自分で読んでも十分理解できますね。
まとめ
算数というのは身近なものなんだよ、ということを幼児期に知って欲しいと思っていました。
そんなときに見つけた『たすひくねこ』はまさにピッタリの絵本でした。
数式を覚えるだけではなく、概念を理解するのはとっても大事なことです。
幼児期の子供が算数を学ぶ一冊目におすすめしたい絵本です。
一度読み聞かせしてみてはいかがでしょうか。
個人的には、この絵本の英語バージョンが出て欲しいな~と思っています。海外展開されないでしょうか…
以上、こちらの記事が少しでも役に立てれば幸いです。
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