折りたたまれたページを開くと、隠れていたものが現れる、ひらくしかけ絵本。
何が隠れているのかな～？
ゆっくり開くと…あ！出てきた！
新たな場面が出てくる面白さに子どもたちは大喜び。
ひらくしかけ絵本は、ひらくと絵がさらに大きく広がるのが魅力的ですね。
子どもたちが自分でしかけをひらく楽しみも生まれます。
この記事では子どもたちの好奇心を刺激しながら楽しめる、ひらくしかけ絵本をご紹介します。
↓（関連）
穴あきしかけ絵本８冊
ひらくしかけ絵本9冊
上の方から低年齢向順に紹介していきます。
たまごのえほん
しろいたぱごがぱり。
しかけをめくると…。
ぴよ、ぴよ、ぴよ かわいいひよこがうまれたよ。
またたまごが。
今度はなにがうまれるかな…？
上右下の３方向にひらくしかけ絵本です。
切れ込みがたまごのヒビのようになっていて、本当にたまごが割れるよう。
次は何の赤ちゃんがうまれるかな～？
1ヶ所ずつゆっくりひらきながら子どもと一緒に考えてみて下さい。
おでかけ版 いないいないばああそび
”いぬの コロは いない いない…”
手のしかけをひらくと「ばあ～」
と笑顔のコロが。
ロングセラーのいないいないばあしかけ絵本です。
手のかたちのしかけをひらくと顔が出てくるので、赤ちゃんも理解しやすいです。
定番のしかけで、赤ちゃんもとっても大喜びの絵本です。
ふたをぱかっ（あけてびっくりしかけえほん）
おなべからいいにおい。
さあ、あけてみて。
がばっとふたをあけたら、中からおいしそうなシチューが。
思わず食べたくなっちゃう。
こちらのしかけ絵本は、見開きページまるごとひらく大胆さが面白いです。
本当にふたをひらいて鍋をのぞき込んでいるようなワクワク感があります。
開いた瞬間、子どもたちがわっと驚く様子にこちらもにっこり。
「ぱか」や「じゅうじゅう」など子どもたちが大好きな音もたっぷりです。
見開きいっぱいの絵と、おいしそうな音を楽しみながら、親子で読んでください。
「あけてびっくりしかけえほん」シリーズは他にも発行されています。
↓他のおすすめ
やさいさん
地面から葉っぱがぴょこり。
これは何のやさいかしら？
”やさいさん やさいさん だあれ”
しかけをひらいて引っこ抜いてみましょ！
”すっぽーん”
しかけを上にひらくと、ニンジンが出てきたよ。
やさいさんにはしっかりお顔が。
まさに、いないいないばあの野菜バージョンです。
しかけ絵本といないいないばあが一緒になった、子どもたちの大好物がつまった絵本です。
語りのリズムもよく、「すっぽーん」がついついクセになります。
葉っぱの形から、どんなおやさいが出てくるのか想像するのが楽しいです。
野菜嫌いの子に興味をもってもらうのにもおすすめの絵本です。
「くだものさん」も同じくおすすめです。
おべんとう
おいしそうなお弁当がテーマの1冊。
しかけを通して、いろんなお料理をつくる楽しみを味わえます。
ごはんに具をつめて、しかけをめくると、はい！おにぎりのできあがり。
他にもゆで卵やサンドイッチなど、身近な食材がたっぷり出てきます。
ボリューム満点！おいしそうなしかけ絵本、食事の前に読めばお箸がすすみそうです。
おめんです
ふしぎな きつねの おめん かぶっているのは だあれ？
おめんをひらいてみると、中から笑顔のくまさんが。
はっと目を引く、きつねのおめんの表紙が印象的なこちらの絵本。
日本の伝統的なおめんがモチーフになっているしかけ絵本です。
ちょっとおっかないおめんと、かわいい動物たちのギャップが斬新です。
おめんのしかけをひらく度に、子どもたちのおどろきと笑いがでてきそうです。
こちらはシリーズ３巻まで発行されています。
じぶんでひらく絵本 全4冊セット
”さあ このあなのなかを、のぞいでごらん。
あなの ずっと おくのほうには、いったいなにがすんでいるのかな。
おってあるところを、あけてごらん。”
左ページに文章、右ページに折り返しになっているしかけが差し込まれた絵。
ストーリーとしかけがしっかりつながっている絵本です。
自分が絵本の中に入り込んだような気持ちになれます。
好奇心をさそう語りと、しかけの数々。
各絵本とも、物語自体も素敵です。
子どもたちの好奇心を刺激してくれる優れた絵本のひとつです。
パパ、お月さまとって！
エリック・カール氏の描くファンタジックなお話です。
「お月さまをとって!」と、とても純粋で愛らしい願い。
お父さんは娘のために、はしごを使って月を取りに行きます。
子どものキラキラした気持ちと、お父さんのやさしさがあふれるこちらの絵本。
ひらくしかけがあちこち使われています。
しかけをひらいてお月さまをとるとき、心震えるワクワク感を味わえるでしょう。
心温まる素敵なしかけ絵本です。
ぱたぱた絵本 くまさんどこかな?
トン！トン！ くまさん あそぼうよ
女の子がドアをたたいてもくまさんは出てこない。
どこかな あそぶやくそくしてたのに どこにいるの？
女の子の気持ちと一緒になって、どんどんページをひらいていくと…。
どんどん広がってさいごは一枚のつながった大きな建物に。
斬新なアイディアのひらきしかけ絵本です。
このストーリーだからこその、このしかけが活きています。
どんどんひらきたくなる、おもちゃのような絵本に、大人も楽しめます。
残念ながら、現在品切れ中のようです。
おわりに
ひらくしかけ絵本といっても、どれも工夫されていて新鮮に感じます。
しかけ絵本を通して、子どもたちの知的好奇心もどんどん刺激されるといいですね！
最後までお読みいただきありがとうございました。
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