「路線図に興味を持ち始めたけど、何を買えばいいか分からない」
わが家の子どもは、ある日突然路線図に目覚め、今では旅先で路線図を見つけるたびに大興奮する路線図好きになりました(詳しくは電車旅シリーズの記事でも触れています)。
この記事でわかること
- 入門にぴったりな「まっぷるキッズ」の実際の使い勝手
- 全国の公式路線図を集めた図鑑「日本の路線図」の魅力と注意点
- ローカル線の専門書「ワクワク!!ローカル鉄道路線」で子どもがハマったポイント
1冊目:まっぷるキッズ ニッポンこども鉄道旅行
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出版社 | 昭文社 |
| 価格 | 1,100円(税込)※2026年7月時点 |
| 特徴 | 経本(蛇腹)折り。広げると幅3メートル以上になる全国鉄道路線図 |
| 表記 | 駅名はすべてひらがな・カタカナ表記(一部アルファベット・数字あり) |
| 対象 | 路線図に興味を持ち始めたばかりの子ども向け |
良かった点
- 全体を広げてわくわくできる:蛇腹折りをバーンと広げる楽しさは、この本ならではです。普段は見たいところだけ開いて、コンパクトに持ち運べるのも便利
- ひらがな・カタカナ表記:字を覚えたての子でも自分で読み進められます
- 実際の路線図の色分けがそのまま:路線ごとの色が実物と一致しているので、駅や電車で見る配色と繋がりやすいです
- 旅のアイデアがどんどん湧いてくる:広げて眺めているだけで「次はここに行きたい」という発想がどんどん出てきます。実際、わが家の電車旅の行き先は、この本を眺めているところから始まったものがほとんどです
- 地理に強くなる:日本全国の路線と地名が自然と頭に入るので、遊んでいるうちに地理の知識が身についていきます
気になった点
- 掲載されていない路線もある:掲載範囲から漏れている地域・路線があり、住んでいる地域や旅先によっては「あれ、この路線ないね」となることがあります
2冊目:日本の路線図(宮田珠己・井上マサキ・西村まさゆき/三才ブックス)
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 宮田珠己、井上マサキ、西村まさゆき |
| 出版社 | 三才ブックス |
| 判型 | B5判、216ページ |
| 内容 | 全国の鉄道各社の公式路線図をそのまま収録した路線図の図鑑【要確認:収録社数を手元の本の帯・奥付で確認して記載すると具体性が出ます。「149社」は今回裏取りできませんでした】 |
良かった点
- 本物の路線図がそのまま載っている:各鉄道会社が提供したオフィシャルの路線図を、大きな判型で細部まで確認できます。路線ごとの色の識別も、実際に駅で見るものとそのまま一致しています
- ノド(見開きの綴じ部分)までフラットに開く製本:大きな路線図も隅々まで見やすい作りになっています
- 資料性が高い:鉄道ファンだけでなく、地図・デザイン関連の仕事をしている人からも支持されている一冊です
気になった点
- 一部の路線図は収録されていない:読者レビューでも、一部の会社の路線図が載っていない点に触れつつ高く評価する声が見られ、わが家の実感とも一致します。全国の路線図を集めた貴重な図鑑ではありますが、完全網羅ではない点は留意が必要です
3冊目:ワクワク!!ローカル鉄道路線(梅原淳/ゆまに書房)
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 梅原淳(鉄道ジャーナリスト) |
| 出版社 | ゆまに書房 |
| 価格 | 各巻2,640円(税込)※2026年7月時点 |
| シリーズ構成 | 地域別に全6巻(北海道・北東北編、南東北・北関東編、南関東広域編、北陸・信越・中部編、関西編、中国・四国・九州・沖縄編) |
| 体裁 | B5判・上製・オールカラー |
| 対象 | 小学校高学年〜中学校向け(その分ルビは少なめ) |
わが家は「関西編」を持っています。お住まいの地域や、よく行く旅先に合わせて、該当する巻を選ぶのがおすすめです。
良かった点
- ローカル線の情報が濃い:各地域のユニークなローカル線を、豊富な写真とともにオールカラーで紹介。地元の人も知らないような雑学的エピソードも満載です
- 「乗ったことがある」が特別な体験になる:実際に乗ったことのある路線が載っていると、子どものテンションが一気に上がります。「ここ行った!」という実体験と結びつくことで、ただの本が特別な1冊になっていました
- 次の旅の相棒になる:「ここから行きたいところを調べる」という使い方をするようになり、電車旅の行き先決めにも一役買っています
気になった点
- ルビが少なめ:小学校高学年〜中学校向けの本なので、低学年の子どもが一人で読むのは難しく、親が読んであげる場面が多くなります
どちらを選ぶべきか
| こんな子には | おすすめの本 |
|---|---|
| ★迷ったらまずこれ/路線図に興味を持ち始めたばかりで、ひらがなを読む練習もしたい | まっぷるキッズ |
| 全国の路線図を実物そのままの形でじっくり眺めたい | 日本の路線図 |
| すでにいくつか路線に乗った経験があり、地域のローカル線を深掘りしたい | ワクワク!!ローカル鉄道路線(お住まいの地域の巻から) |
3冊ともそれぞれ良さがありますが、もし1冊だけ選ぶなら、まっぷるキッズが必携です。 ここから旅のアイデアがどんどん湧いてきて、しかも遊んでいるだけで地理にも強くなる。路線図デビューの1冊として、まず外せません。
わが家のように、入門編(まっぷるキッズ)→路線図の実物図鑑(日本の路線図)→実体験が増えてきたらローカル線の専門書(ワクワク!!ローカル鉄道路線)、という順番で揃えるのが一番効果的だと感じています。「乗ったことがある路線が載っている」という体験は、電車旅を重ねるほど増えていくので、専門書は旅の記録が増えてから買い足すのもおすすめです。
まとめ
「路線図の本」と一言で言っても、入門者向け・図鑑・専門書では役割がまったく違います。わが家では、この3冊が「広げて眺めて楽しむ」段階、「本物の路線図を隅々まで見る」段階、「実体験と結びつけて深掘りする」段階、それぞれをカバーしてくれました。
3冊ともおすすめですが、もし1冊だけ選ぶなら、まっぷるキッズが断然おすすめです。 ここから旅のアイデアがどんどん湧いてきて、地理にも自然と強くなる。子どもの路線図熱が本物なら、まずこの1冊から始めてみてください。
自然と強くなる。子どもの路線図熱が本物なら、まずこの1冊から始めてみてください。
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