【子連れ電車旅シリーズ 第1回】
ある日、初めて乗ったローカル線で、子どもが突然「路線図」に目覚めた。駅の名前を追いかけたり、電車の線をじっと眺めたりするようになり、気づけば「この電車でどこまで行けるんだろう?」という興味に変わっていった。そしてある日、大きな路線図を広げて「湖西線に乗りたい!」と言い出した。
せっかくなので今回は少し足を延ばして、電車で琵琶湖周辺を巡る旅(各駅停車のみ)をしてみた記録を残しておきます。
今回のルートと費用まとめ
- 1日目:京都駅から湖西線で敦賀駅へ。敦賀で宿泊。
- 2日目:敦賀駅から北陸本線・琵琶湖線を通って京都駅へ戻る
今回の旅のルールはシンプルで、「各駅停車のみで移動すること」。特急や新快速は使わず、駅ごとの風景や移動そのものを楽しむ形にしました。
乗車券運賃(京都駅⇔敦賀駅・片道)※2026年7月時点
| 区分 | 片道運賃 |
|---|---|
| 大人 | 1,690円 |
| 小学生 | 850円 |
| 幼児(座席確保なしの場合) | 無料 |
今回は大人2名・小学生1名・幼児1名(幼児は膝上・座席確保なし)で、往復の交通費合計は 8,460円 でした。
今回の移動実績
- 乗換回数:5回
- 乗車時間:約4時間半
- 所要時間(全体):約6時間半
- 停車駅数:約50駅前後

1日目:湖西線ルート
スタートは京都駅。平日だったこともあり車内は全体的に空いていて、小学生の子どもと一緒でも座席を確保しやすい旅になりました。
この日の行程(▶=乗車中、⏸=乗り換え待ち)
京都駅 15:10発
▶ 乗車 約1時間17分
近江舞子駅 16:27着
⏸ 乗り換え待ち 約45分
近江舞子駅 17:12発
▶ 乗車 約19分
近江今津駅 17:31着
⏸ 乗り換え待ち 約11分
近江今津駅 17:42発
▶ 乗車 約19分
近江塩津駅 18:01着
⏸ 乗り換え待ち 約34分
近江塩津駅 18:35発
▶ 乗車 約14分
敦賀駅 18:49着
乗り換え3回、乗車時間の合計は約2時間9分、待ち時間も含めた所要時間は約3時間39分でした。
湖西線では、琵琶湖を見るなら進行方向右側の座席がおすすめです。ただし全区間で湖が見えるわけではなく、比良山系の山並みが中心の区間もありました。特に志賀駅付近や北小松駅〜近江舞子駅にかけては、車窓のすぐそばに琵琶湖が広がり、「急いで目的地へ行く旅」というより「景色を楽しむ旅」になりました。
🚃 こども車掌のひとこと 近江塩津駅で見つけた珍しい「0番のりば」に、「0番のりばがある!」と大喜び。うれしそうに何枚も写真を撮っていました。鉄道好きの子どもには、こういう小さな発見がたまらないようです。
敦賀で宿泊
この日は「敦賀マンテンホテル駅前」に、デラックスシングル(ベッド幅140cm)を2部屋予約しました。大人2名・小学生1名・幼児1名の4人家族だったので、ビジネスホテルタイプのシングルルームに分かれて宿泊する形になりました。
- 子連れ設備:特に子ども向けの設備はなく、いわゆる普通のビジネスホテルの部屋です。ファミリー向けの部屋を探している方は、事前に他のタイプの部屋も確認しておくと安心です
- 朝食:バイキング形式でしたが、会場は狭め。内容は可もなく不可もなく、ビジネスホテルらしいラインナップでした。ただし数量限定で越前そばが食べられて、これは嬉しい発見でした。うちの子はそば好きなので、大喜びで食べていたのが良い思い出です
- 駅からのアクセス:駅前なので好立地。新幹線も停まる駅です
- 正直な注意点:そもそも4人家族で泊まれる1部屋を探すこと自体が大変で、最近はシングルやダブルルームを2部屋に分ける方式に落ち着いています。ファミリー向けの部屋を探して消耗するより、最初から2部屋で探した方が早いというのが実感です。

平日だったこともあり、ポイント利用込みで2部屋合計約23,000円と、比較的リーズナブルに泊まれました。
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夜食のラーメンサービスもあり、21時30分の開始直後に利用しましたが、その後も続々と宿泊客が来ていて人気のサービスでした。
2日目:琵琶湖線ルート
敦賀駅から出発し、北陸本線・琵琶湖線を乗り継いで京都駅へ戻ります。
この日の行程(▶=乗車中、⏸=乗り換え待ち)
敦賀駅 9:20発
▶ 乗車 約16分
近江塩津駅 9:36着
⏸ 同じホームで接続列車にすぐ乗り換え(待ち時間ほぼなし)
▶ 乗車 約1時間5分
米原駅 10:41着
⏸ 乗り換え待ち 約18分
米原駅 10:59発
▶ 乗車 約1時間8分
京都駅 12:07着
乗り換え2回、乗車時間の合計は約2時間29分、所要時間は約2時間47分でした。
🚃 こども車掌のひとこと 車窓の外に小さな湖が見えた瞬間、「よごこある!」と発見して教えてくれました。余呉湖という、琵琶湖とは別の湖です。地図を見ていたのか、どこかで知識を仕入れていたのか、「なんでこの子はもう知っているんだろう」と、こちらが驚かされる場面でした。
※敦賀9:20発は新快速です。ただしこの区間(敦賀〜近江塩津周辺)は各駅に停車する運行形態のため、「各駅停車のみ」の旅のルールに沿って利用しています。
琵琶湖線は区間によって景色がかなり変わります。敦賀から近江塩津までは山が多く、静かな区間。木ノ本あたりからは平地が広がり、田んぼや畑がよく見えるようになります。京都に近づくにつれて人も増え、街並みが見えてきます。
今回のハプニングと対処
今回、大きなトラブルはありませんでしたが、気を抜けなかったのは本数の少なさです。1時間に1本どころか、時間帯によっては本数がかなり少ない区間もあり、乗り継ぎを間違えると予定が丸ごと崩れるリスクがありました。
対処としては、出発前に各区間の時刻をひと通り確認し、乗り換え時間に余裕を持たせたことで大きな遅れなく回れました。その分、計画性や時間感覚はかなり鍛えられる旅になりました。
まとめ:この旅はこんな家族におすすめ
子連れ難易度:★★★☆☆(本数の少なさに要注意、事前の時刻確認は必須)
電車で琵琶湖周辺を巡る旅は可能ですが、「観光」というより「移動そのものを楽しむ旅」に近いです。子どもが路線図に興味を持っていると、ただの移動でもかなり特別な体験になります。
中でも湖西線は、区間によっては比良山系の山並みが中心で琵琶湖があまり見えない場所もありますが、志賀駅付近や、北小松駅〜近江舞子駅にかけての区間は、車窓からすぐそばに琵琶湖が広がる、特におすすめの区間でした。湖と間近に接する路線は関西でも珍しく、今回のルートの中でも印象に残っています。
次回も、少しマニアックな路線に挑戦する予定です。旅から帰ってきたら、またここで報告します。
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