「感覚豊かな子に育ってほしい」
「子どもの可能性を伸ばしたい」
幼い子をもつパパママの願いですよね。
感覚豊かに育てるためには、五感を鍛えることが大切です。
五感とは、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の総称です。
五感を鍛えるとこで脳の活性化につながります。
0~3歳の幼児期に脳の発達がほぼ完了します。
ですので、その時期に五感をはぐくむことがとても大切です。
五感の中でも、視覚から得る情報は80%以上とされています。
絵本は視覚を育てるのに最適な知育道具です。
今回は色彩がテーマのおすすめ絵本をご紹介します。
【視覚】色がテーマの絵本4選
あおくんときいろちゃん
作: レオ・レオーニ/訳: 藤田 圭雄
あおくんときいろちゃんは大の仲良し。
ある日、留守番を頼まれていたあおくんはお家を抜け出して、きいろちゃんの家に遊びに行きます。
けれどもきいろちゃんの家には誰もいません。
あおくんはあちこち探してやっときいろちゃんを見つけました。
ふたりは出会うと嬉しくなり抱き合いました。
するとあおくんときいろちゃんは混じりあって緑になってしまって…。
心の柔らかい動きを色で表現された絵本です。
こちらの絵本には動物や植物などのいわゆる生き物は出てきません。
ふわふわした「まる」が主人公です。
青と黄色が混ざると緑になるということが分かりやすく描かれています。
シンプルなお話ですが、子どもたちの心に響くステキな絵本です。
表現の可能性を広げてくれそうです。
いろの本 (はじめての発見)
編著:ガリマール ジュネス/訳:手塚 千史
オレンジ色や緑、紫など、色の組み合わせを仕掛けで学べる絵本です。
フィルムをめくるごとに、色の変化を楽しむことができます。
色がついたフィルムが挟み込まれている仕掛絵本です。
ページをめくると、フィルムの色が重なって「青と赤は紫」「黄色と赤は茶色」に変化します。
子どもたちも「色が変わった!」と大喜びの絵本です。
描かれている花や動物も色鮮やかで、見ているだけても楽しくなります。
こういったフィルムがついた絵本は珍しいです。
色の変化が分かりやすく、とても工夫された絵本です。
しっかりとした紙で作られているので、多少乱暴に扱っても安心です。
手にとっていただきたい一冊です。
6つの色
作:とだこうしろう
1匹のヘビが「赤・青・黄」の「まる」を食べると、お腹の中で色がぐるぐるあわさって…。
へびのおなかからできた6つの色が、色んなものに変化する様子が描かれています。
とてもシンプルでやさしい絵本です。
色は6つの色のみ使われています。
色の三原色から新しい色ができる様子を学べます。
ストーリーもほのぼのしていて、やさしい気持ちになります。
まぜまじぇはかせ
作:EMON’S EHON
「まぜまじぇはかせ」が「シアン、マゼンタ、イエロー」の色が混ざり合って変化する様子を、楽しいストーリーで伝えてくれます。
色の三原色が学べる絵本です。
こちらの絵本は紙にもこだわられています。
色を扱うグラフィックデザインチームが作った色の絵本だそうです。
ユニークな博士と一緒に色を学んでみるのも楽しいですよ。
現在入手困難なようですので、お近くの図書館などで探してみて下さい。
まとめ
生まれたてのあかちゃんは黒と白がぼんやり見える程度です。
それが3ヶ月を過ぎるころには赤・青・黄などしっかり見分けることができるようになります。
そうしてどんどん色に興味をもっていきます。
色彩感覚が育つことで、感性が磨かれます。
「晴れた青い空はきもちいいね」
「春の緑の葉っぱがきれいだね」
「同じ葉っぱでも色が違うね」
など、普段の語りかけでも色を意識してみてください。
3歳までの働きかけがとても大切だと思っています。
脳の刺激が必要な時期に、「視覚情報」を取り入れた絵本で多くの色に触れさせてあげてください♪
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