誰もが一度は耳にしたことのある「イソップ物語」。
古代ギリシャの作家イソップによって生み出された短いお話の数々は、人々に道徳や生き方のヒントを伝えるために語られたと言われています。
その魅力は時代を超えて受け継がれ、今でも世界中の子どもから大人まで広く読まれています。
今回は数ある出版形態の中から、親子で楽しめる児童書版「イソップどうわ」をご紹介します。読み聞かせにも、自分で読む練習にもぴったりの一冊です。
なぜ 金の星社版「イソップどうわ」がおすすめなの?
イソップ童話は、古代ギリシャの作家イソップによって語られた短い物語の集まり。
動物や身近な登場人物を通して「正直」「知恵」「勇気」など大切なことを伝えてくれます。
特に今回紹介する金の星社版『イソップどうわ』は、お話の最後に必ず“教訓”が書かれているのが最大の特徴。
「うさぎとかめ」
⇒「どんなに ちからが あっても、ゆだんしてはいけません」
「おうさまになれなかったからす」
⇒「せのびをしないで、ありのままの じぶんでいきていきましょう」
(金の星社『イソップどうわ』2017年版より)
読み聞かせをしている親にとっても、「この話は何を伝えたかったのか?」を子どもと一緒に振り返れるのが魅力です。
4歳からの読み聞かせにぴったり
・短いお話なので、寝る前の読み聞かせにぴったり
・やさしい言葉で書かれているので、4歳くらいから読みやすい
・温かい挿絵と動物主人公の話で、想像力が育つ
「うさぎとかめ」「ありときりぎりす」など、聞いたことのある名作もたくさん収録されています。
親子で楽しむポイント
- 読み終わったあとに「じゃあ、どうしたらよかったと思う?」と子どもに問いかけてみる
- ギリシャで生まれた昔のお話だと伝えると、ちょっと歴史に触れた気分に
- 教訓を家族の出来事に置き換えて考えると、ぐっと身近になります
まとめ
イソップ童話はただのおとぎ話ではなく、子どもに「生き方のヒント」を与えてくれる本です。
子どもたちが成長する中で、困ったことや悩みごとが出てきたときに、物語の教訓が親子の会話や考えるきっかけになってくれます。
ぜひ親子で一緒に「イソップどうわ」の世界を楽しんでみてください。
読み聞かせを通して、日常の中でも小さな気づきを一緒に見つけられたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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