「あかちゃん はどこからきたの?」
「ぼく、わたし はどこから どうやって生まれたの?」
ドキっとする質問ですよね。
そうやって2,3歳の子どもから聞かれたとき、自分なら何と答えますか。
橋の下から拾ってきた、は論外ですよね!
わからない、とごまかす?
神様にお願いしたらあなたが来てくれたよ、とファンタジーに伝える?
性のことは大変デリケート。
どう伝えるが正しいことなのか分かりませんよね…。
そんな時は、性教育の絵本を一緒に読んでみてはいかがでしょうか。
絵本を通して伝えることで、子どもたちに偏見なく教えることができます。
親が学ぶべき性教育の書籍
3歳にもなると、なんとなく自分の性に気づきます。
おっぱいはお母さんにはあるけど、お父さんにはない。
おちんちんはお父さんにだけ。
男の子ですと、自分の性器に興味が出てくるのもこの頃です。
じーっとみたり、触ってみたり。
自分がどうやって生まれたのか、下の子はどうやってうちに来たのか、性にまつわる疑問を感じだします。
そして、子どもが興味をもった時期こそ、性教育を始めるよい機会です。
子どもが将来、性犯罪に巻き込まれないためにも、小さいうちから正しい性教育をしていくことが大切です。
正しい知識を伝えるためにも、親の方にも心構えが必要です。
親のための、性教育の教科書をご紹介します。
おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方
3~10歳の子どもたちにどうやって性のことを伝えればよいのか、やさしく的確に書かれています。
具体的なストーリーや会話例がありますので、より日常生活で実践しやすい内容となっています。
性教育と考えたとき、母親が主になりがちですが、本書では父親の役割も述べてあります。
父親としての対処や、夫婦でどう協力すればよいかということも示してあります。
また、本書では性を特別視しないように書かれています。
例えば「汚い、怖い、尊い、神秘的等」などの表現方法は避ける、などです。
性は恥ずかしいもの、特別なモノではなく、当たりまえの自然なモノであると大人の認識を変える必要があります。
本書を読まなければ知らなかった、気づかなかったことがたくさんあると思います。
小さいお子さんがいるご家庭でぜひ読んでいただきたい性教育の教科書です。
性知識を伝えることは、子どもに対するお守りになります。
幼児期からの性教育、はじめてみて下さい!
この本一冊あれば安心です。
性教育の絵本3冊
だいじ だいじ どーこだ?
作:えんみ さきこ
絵:かわはら みずまる
「だいじ だいじ どこだ」
性教育の第一歩は自分のからだを知ることから。
プライベートパーツはどこか、自分のからだを守るとはどういうことか。
自分のからだは大切だと知ることで、相手のからだも大切だと気づきます。
親しみやすい絵で分かりやすく、大事なからだの説明もしっかりされています。
3歳からしっかり学べる性教育の絵本です。
おちんちんのえほん
作: やまもとなおひで
絵: 佐藤 真紀子
おちんちんのしくみや、赤ちゃんの誕生。
男の子が疑問に思うことがやさしく描かれています。
男女の違いを知るために、女の子にもおすすめです。
性の絵本
作:たきた れい
あなたがもっている「たからもの」ってなーんだ?
心と体の大切さ、男女のからだの違いを平たく描いてあります。
プライベートゾーンや、生理、性交渉、身の守り方、相手とのかかわり方など、内容は幅広いです。
絵本自体は、シンプルな絵と文でやさしく読むことができます。
もう少し子どもの性理解を深めたいときにおすすめです。
まとめ
大人は性に対して「恥ずかしい」「隠すもの」といったマイナスのイメージがありませんか。
私が小さかった時、「わたしはどうやって生まれたの」と聞いた時の母親の回答は衝撃的でした。
「橋の下から拾ってきた」と言われました。
子ども心に大変ショックですよね。
自分は拾われてきた子なんだ、と悲しい思いをしたことを今でも忘れられません。
その後もまともな性教育をうけないまま、生理が来て自分の身体の変化に戸惑い。
受け入れることができず苦労しました。
正しい性教育の必要性を身をもって実感しました。
性教育をすることで子どもたちを守ることにもつながります。
自分の身体はもちろん、お友達の身体もみんな大切なもの。
お互い尊重し合うことで、性被害が減るといいですね。
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