街がきらきらと飾られて、空気がどこか厳かになる12月。クリスマスが近づくあの特別な雰囲気は、一年のなかでも格別です。
その特別な時間を、子どもと分かち合えるのが「しかけのあるクリスマス絵本」です。
小さな手で、開く、引っ張る…「わあ!」と声をあげる子の隣で、親も一緒にわくわくする。そのひとときが、クリスマスをいっそう楽しい思い出にしてくれます。
この記事では、クリスマスをもっと特別にしてくれる8冊を紹介します。1〜3歳でも安心して選べるように、破れにくいボードブックを中心にそろえました。
穴あきやめくるタイプは、穴あきしかけ絵本の記事もどうぞ。指で動かすタイプは、指で動かす絵本の記事で紹介しています。
目的別・早見表
- 特別感のあるプレゼントに → 『プルバックでゴー!』・『ペネロペ』
- ふだん使いに(1歳から) → 『クリスマスのかくれんぼ』・『クリスマスなあに?』・『サンタさん どこにいるの?』
- お料理と一緒に楽しみたい → 『おいしい! クリスマス』
- インパクト重視 → 『クリスマスえほん』
- 特別な雰囲気を味わいたい → 『クリスマスって なあに』
特別感のあるプレゼントに
『クリスマスイブのサンタさん プルバックでゴー!』
ひとこと:絵本の上を、ソリが本当に走り出す。開けた瞬間、子どもが大興奮した1冊です。
どんなお話?
クリスマスイブ、サンタさんはプレゼントの準備に大忙し。ソリいっぱいにプレゼントを積んで、こびとに見送られて出発します。
にぎやかな町の空を飛び、山のふもとの家々の上をまわって、最後は星空へ。ページごとに、ソリが走るコースが変わります。
走るのは、ほんもののソリ
付属のソリを後ろに引いて、手を離すと、絵本の上を走り出します。「ジーッ」と音をたてて、ページを駆けぬけていきます。思ったより勢いよく飛び出すので、大人も思わず笑顔になりました。まさに『あわてんぼうのサンタクロース』の世界です。
わが家では、集中して何度も繰り返し遊びました。読むというより、小さなエンターテインメントです。
1歳から、大きくなっても
ボードブックなので丈夫で、わが家は1歳から遊べました。小さいうちは、走るソリを目で追って楽しみます。2〜3歳になると、自分でソリを引いて走らせます。
成長に合わせて、遊び方が変わっていきます。長く楽しめるのは、うれしいところです。ソリは小さなパーツなので、小さい子が遊ぶときは、そばで見守ってあげてください。
贈りものにも
包みを開けた瞬間に、歓声があがります。大判の絵本で、見た目にも特別感があります。
価格は3,080円です(2026年10月時点)。ちょっと贅沢な絵本ですが、開けた瞬間の笑顔を見たいときにおすすめです。クリスマスシーズンは、在庫が切れることもあります。気になったら、早めにチェックしてください。
こんな方に:特別なプレゼントを探している/動くものが好きな子に
丈夫さ:ボードブック
『ペネロペしかけえほん メリークリスマス、ペネロペ!』
ひとこと:「引っ張ると、こうなるの!?」。ページをめくるたびに、びっくりがある1冊です。
どんなお話?
クリスマスの前の日から、ペネロペはお祝いの準備をはじめます。当日は、親戚のみんなが集まって、にぎやかなパーティ。しかけを動かしながら、ペネロペのクリスマスを一緒に過ごせる絵本です。
大人も、つい夢中に
引っ張ると、ここが動く。開くと、こうなる。ページごとに、小さな驚きが待っています。こんなにわくわくする絵本は、大人も楽しくなります。大判サイズなので、手に取ったときの特別感もあります。
ペネロペに興味がなかった子も、夢中に
わが家は、プレゼントでいただきました。ペネロペにあまり興味がなかった子でも、すっかり夢中に。しかけをやりたくて、きょうだいで取り合いになるほどでした。贈りものとして、大人気なのも納得です。
ひとつだけ、破れやすさに注意
動かすしかけが多いので、夢中になるほど、傷みやすい絵本です。わが家は子どもに任せきりにして、何度も読むうちにボロボロになりました。それだけ楽しんだ、ということでもあります。
力加減がわかるまでは、親が動かしてあげるのがおすすめです。 そのほうが、長く楽しめます。
価格:2,530円(2026年10月時点の絵本ナビ表示)
こんな方に:特別なプレゼントを探している/年齢を問わず楽しみたい
ふだん使いに:1歳から楽しめる
ボードブック形式の絵本です。しかけが単純で、小さな子どもが触っても安心なものを紹介します。
『クリスマスのかくれんぼ』
ひとこと:赤ちゃんから、大きくなってからも使えます。
表紙は、目をひくゴールド。絵がシンプルなので、赤ちゃんにも何が描いてあるか伝わります。
型抜きのしかけは、年齢が上がっても楽しめました。わが家は、きょうだいで一緒に遊べました。
シリーズ名が『これなあに?』のとおり、穴の形から「なにかな?」と想像する遊びにもなります。
こんな方に:はじめてのクリスマス絵本/長く使える1冊がほしい
『クリスマスなあに?』
ひとこと:手先が不器用な時期でも、自分で開けて遊べます。
くり抜きに加えて、大胆に開くしかけがたくさん入っています。
指先の細かい動きが、まだ難しい時期でも大丈夫です。自分の手でパッと開いて、「あった!」を味わえます。
1歳のクリスマスに、おすすめの1冊です。
こんな方に:はじめてしかけ絵本を選ぶ/1歳のクリスマスに
『サンタさん どこにいるの?』
ひとこと:しかけがかんたんで、ふだんづかいにぴったりです。
引っ張ったり動かしたり、しかけがシンプルなので、まだ手が器用でない子でも楽しめます。
読んでもらうだけでなく、子ども自身が絵本に参加できます。「サンタさんはどこ?」と探しながらページをめくる時間も、また楽しいものです。
クリスマスが近づく毎日に、さっと手に取れる1冊です。
こんな方に:ふだん使いのしかけ絵本がほしい/自分で動かしたい子に
『おいしい! クリスマス』
ひとこと:読んだあとに、準備や食卓まで楽しめる1冊です。
しかけを動かしながら、クリスマスのごちそうを作っていく絵本です。子どもがよく楽しんで、長く遊びました。
作りがしっかりしていて、安心して触らせられたのもうれしい点です。
絵本を見せたあと、クリスマスの準備を一緒にやりました。 まだ小さいうちは、食材を切って中身を見せるだけでも、子どもは感動します。
絵本を見ながら、一緒に食べるまねも、何度も楽しみました。当日は、絵本のおかげで、いつもより特別な日になったと感じています。
食の仕事をしてきた目線でも、食べ物に興味を持つきっかけになる、よい1冊です。
こんな方に:はじめてしかけ絵本を選ぶ/1歳のクリスマスに/クリスマスの食卓も楽しみたい
飛び出すしかけの王道
『クリスマスえほん』
ひとこと:わかりやすさとインパクトなら、この1冊です。
ページを開くと、パッと飛び出す。しかけの王道です。「わあ!」という反応がいちばん見られるのは、この絵本かもしれません。
ページを開くたびに、わくわくが詰まっています。飛び出す絵本は、1冊は家に置いておきたい存在です。
シンプルで、見てすぐにわかる。だから、はじめての飛び出す絵本にも向いています。
こんな方に:はじめて飛び出す絵本を選ぶ/インパクトがほしい
丈夫さ:ボードブック
雰囲気を味わう
『しかけえほん クリスマスって なあに』
ひとこと:神聖なクリスマスの雰囲気を味わいたいなら、この1冊です。
『ミッフィー』で有名なブルーナが描いた、クリスマスの絵本です。はっきりした色づかいの絵は、赤ちゃん絵本として世界的にも知られています。
今まで紹介した絵本と違うのは、サンタさんが主役ではないところ。神聖で、清らかなクリスマスが描かれています。
色合いは、淡い水色が基調です。しかけとかわいい絵で、この空気感を味わえる絵本は、なかなかありません。
内容は少し難しく、理解できるのは、もう少し先かもしれません。それでも、しかけと絵だけで、雰囲気はしっかり伝わります。
大きくなってからも、読み返せる絵本です。家にずっと置いておきたくなります。
こんな方に:サンタ以外のクリスマスも伝えたい/長く手元に置きたい/定番の絵本がほしい
丈夫さ:ボードブック
まとめ:選ぶときの3つのポイント
- プレゼントなら:特別感のある『プルバックでゴー!』か『ペネロペ』
- ふだん使いなら:1歳から楽しめる、ボードブックとかんたんなしかけ
- 丈夫さ:引っ張るタイプは、力加減がわかるまで親が一緒に
ボードブックを中心に選んでいますので、1~3歳の子どもでも安心して楽しめる絵本だと思います。しかけのある絵本は、子どもたちの興味をひくとても素敵な知育アイテムにもなります。子どもの楽しむ顔を見ながらぜひ一緒に読んでみてあげてください。


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